江戸時代の幕臣で伊豆韮山代官のお宅訪問してきたよ!江戸時代にタイムスリップできる世界観。
江川邸とは、江川英龍・太郎左衛門・坦庵・世直し江川大明神・パン祖とニックネームがやたら多い伊豆が誇るスーパースターの家。
名前がややこしいので、この記事では江川氏とするね◎
その前に、江川氏ってだれやねんって人へ
- 反射炉を築き日本に西洋の砲術を普及させた
- 『前へならえ』や『気をつけ』などのパイオニア
- 日本で始めてパンを焼いた人で今なおパン祖と崇められる
- 絵画も上手でそれ以外のアート系もピカイチ
- 江川家では日本酒も作っちゃう地酒のはしり
- 高尾山に杉を植樹して現在樹齢150年に達し、高尾山で最も古い部類の人口林となっている。通称 江川杉
って、なんだかすごくないかい!?
超まとめちゃったけどWikipedia(江川英龍)に素晴らしい功績の数々が事典としてあるのでチェックすべし◎
江川邸ってどんなところ?
重要文化財江川家住宅は敷地が広いな~しかし!
重要文化財江川邸
江川邸の遠祖宇野氏は大和の国に住む源氏の武士であったが、保元の乱(1156)に参戦して敗れ、従者13人と共にこの地に逃れて居を定めたちと伝えられる。現存の家屋の主屋は室町時代頃に建てられた部分と、江戸時代初期頃に修築された部分とが含まれている。
この主屋は昭和33年に国の重要文化財の指定を受けた。
門をくぐってお宅訪問。お邪魔します◎
空間を大事にした造りとなっており、あちらこちらに自然がナイス。正面入り口からの入場はVIP専用なので庶民のわたしは裏口から。
土間広すぎてビビった
って、土間広すぎ!約50坪あるらしい。
パン焼き窯と鉄鍋
パン焼き窯と鉄鍋
天保13年(1842)4月12日、江川英龍の命により、邸内に築かれた窯で初めてのパンが焼かれました。当時の日本にはパン食が普及しておらず、長崎出身のオランダ商館用にのみ製造されていました。
英龍が焼かせたのは、柔らかいパンではなく、長期保存が可能な乾パンでした。これは、英龍がパンを平時の食糧としてではなく、戦争時に兵が携行することを目的としていたからです。
さすがパン祖!この“パン祖”ってネーミングした人もなかなかセンスが良いと思わない?
生き柱
生き柱とは江川氏がこの地に移り住んできた時に、生えていたけやきの木をそのまま柱として利用したとされる柱。
現在は腐食してきたので新しいものと交換してあるが、古いものは写真で分かるが土間から下が痩せ細くなっており時代の経過を感じることができる。
建てるうえで力学的にには必須の柱ではないが歴史と伝統を物語る存在として、大切にされていた。
天井の架構が良き
土間から屋根裏を見上げると、一番高い位置に木箱が見える。見えない?
箱の中には日蓮上人直筆の曼陀羅が棟札として納められていて、その霊験により江川邸は今日まで火災にあったことがないと伝えられているのだ。スゲー◎
再度天井を見上げると、、、
気になる棟札箱はこれーーーーーっ!わかるかに?
江川氏の作品
家ん中には歴史的な書物などがたくさん展示。その中には江川氏が手掛けた作品も多数あり。
写真の器などはなんとすべて彼が作ったらしいです。
絵画もお上手なこと!人物画はゆるいタッチで、植物や動物などは非常にリアルに描写されておる。
部屋の真ん中あたりまでいくと、入り口から見えた景色に到着してうっとり◎
韮山竹と千利休
また、韮山竹は邸内に自生する真竹で10本に1本程度の割合で根元にひび割れ(雪割れ)の入ったものがある。しかし厚みがあるため内部にまでは及ばず、その珍しさから千利休もTeaの席で使用したとのこと。
出るわ出るわすごいネタが!
江川酒があるくらいだから酒にちなんだ家紋なんだってねこれ。
当時、江川塾なるものが開かれ全国から学びに来たんですよ!藩の優秀な方々が。
桜もあるので春は楽園になるでしょう。
左右対称?ではないです。
建物の中には歴史的な展示物が。
映画のロケ地としても
NHK:『西郷どん』、『篤姫』
映画:『山桜』
日曜劇場:『JIN-仁』
などの撮影でロケ地として使用。
営業時間・アクセス・駐車場
施設名 | 江川邸 |
住所 | 〒410-2143 静岡県伊豆の国市韮山韮山1 |
アクセス | 伊豆箱根鉄道 韮山駅から徒歩20分 |
電話番号 | 055-940-2200 |
営業時間 | 9:00~16:30 水曜のみ9:00~15:00 |
定休日 | 第3水曜日 |
料金 | 大人500円・小中学生300円 |
駐車場 | あり(大型バス駐車可) |
公式情報 | HP |
まとめ
はいっ!江川邸は歴史の玉手箱でしたよホントに◎季節で展示物が変わるのも魅力的。
わたし正直言うと歴史ってそれほど興味ありませんが、そんな人でも絶対楽しめますココは。
理由としては、歴史ガイドの方が超親切・丁寧に教えてくれるんですよ。『でも、お高いんでしょ?』ってか?無料ですよ!!最高かよっ
わたしが行ったときはたまたまガイドの方がフリーで案内してくれたけど、本来は事前予約制なので予約すべし!(参考:伊豆の国市HP)