今回は伊豆の国市周辺のマニアックなエリアを紹介します!
マニアック過ぎてネットに情報あまりなかったので、興味のある人の参考になれれば幸いです。
ガイドブックには乗ってないディープな世界にいざないます◎ちなみに横穴群って昔の人のお墓です〜!
横穴群というむか〜しの人のお墓と観音像、謎の巨石を調べた記事です◎
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中里横穴群
伊豆箱根鉄道駿豆線 原木駅から徒歩20分くらいかな〜
中里横穴群
現在までに3群51基が確認され、狩野川左岸の北江間横穴群を中心とした地域で、最大かつ中心的な横穴群として知られている。
中には幅3メートルから4メートル、玄室2つをもち全長が7メートルを超える(入り口側は未確認)巨大なものもあり、横穴群の形成は七世紀前半から始まっています。
出典:函南町HP
Googleマップ通り進んだら民家で分かりづらいとこにひっそりあり、マニアック過ぎるところにポチンと横穴が。車を民家に止めるわけにはいかないので離れたところに停め直して訪れた地。周り見渡しても全然見つからず困ったな〜人いないし聞く人いないかな〜と、うろちょろしてた。
しつれいしま〜す。ひとけがない。
横穴もたくさんあったけど、あまり人の手入ってないから整備さてないので横穴群マニアには良いかも。
国指定遺跡 北江間横穴群
中里横穴群から歩いて30分くらいかね〜
北江間横穴群は国指定史跡なので整備されていて、階段とかもありしっかりしてます。駐車場もある!海底にたまった火山灰の地層に掘られた遺跡のようですね。
凝灰岩(火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石)の山体に作られた四十数基よりなる基群で、大きく三郡にわかれ、それぞれがさらにいくつかの小群にわかれる。この構成は家長を中心とする大家族集団のすがたも考えられる。
横穴の形、構造、工法、埋蔵物にも群や位置による個性が見られ。最上部(西側)には巨大なものがあり奥行6.7メートルに及ぶもの又奥壁に接し高さ1メートルに近い作り付け石棺のあるのもがある。
この墓群は7世紀後半より8世紀中頃まで営まれたもので、土蔵から火葬に移る時代の姿をよくあらわしていることがわかる。
全面に『若舎人』の文字が刻まれておりこの例は全国只一つものであり金石文(石や金属に字を刻んだもの)としては本県最古のものである。また火葬骨専用と思われるきわめて小型の横穴の存在も珍しく、全国的に特色ある横穴群であるといわれている。
出典:北江間横穴群の現地資料より抜粋
なるぅ。とにかく珍しいわけね◎
地域の歴史を今に伝えるとても重要な遺跡ですので、無理に登ったり傷つけたりしないように気をつけてください!
北江間横穴群はおすすめです!人んちのお墓おすすめすなって話ですけど、全国でも貴重な場所でこの手の遺跡って落書きあったりゴミだらけのところ多いですけど、ここは当時の状況がまるでそのまま残っている状態の良さ。
周りも緑がいっぱいでロケーションもGOOD!ひとの顔に見えるおもしろい木もたーくさんあるのも見どころの一つ。おっきなマツボックリも地面にたくさん落ちてた。
三十三観音(北江間)
北江間横穴群から徒歩20分くらいかな〜
ここからは豆知識!
江戸時代、人々は西国三十三観音や横道三十三所などの観音巡礼をして福を招いたり、災いをはらいのける家内安全を祈ってきました。しかし、巡礼には日数や費用がかかり巡礼に出かけられない人が多くいました。
そこで、このように一番から三十三番までの観音菩薩を一箇所に置いて、お参りできるようにしたと言われています。
なので全国に似たようなところがいくつかあるみたいですね。
巨石
巨大っちゃ〜巨大でしたね。
まとめ
車がなくても自転車か、原木駅から南下していくルートだと全部いけます!
やはり北江間横穴群は穴の量もたくさんあって見どころ満載です。その他の場所もスケールは大きくないけど歴史を感じれるので時間に余裕がある方にはオススメ◎
もちろん全部入場料無料です〜
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